どうしても読んで欲しい!『本好きの下剋上』を紹介したい!!

なろう小説読んでますか?

皆さんなろう小説は読んでいるでしょうか?小説読みたいけど買いに行くの面倒くさいと思っている人、面白いかわからない小説にお金を払う余裕がない人には是非小説家になろうを利用してみてください!

 

どうもヌーです。いきなり「小説家になろう」の宣伝をしてしまいました(反省)。ホラー映画を観ようと思っているのですが、久々に読んだなろう小説が面白すぎて止まらないので困っています。

 

という事で今回は自分の中で今、再ブームがきているなろう小説の『本好きの下剋上』を紹介したいと思います。

 

 

本好きの下剋上』の概要

 

あらすじ

本が好きで、司書資格を取り、大学図書館への就職が決まっていたのに、大学卒業直後に死んでしまった麗乃。転生したのは、識字率が低くて本が少ない世界の兵士の娘。いくら読みたくても周りに本なんてあるはずない。本がないならどうする? 作ってしまえばいいじゃない。目指すは図書館司書! 本に囲まれて生きるため、本を作るところから始めよう。(小説家になろう本好きの下剋上から引用)

おススメポイント1.作りこまれた世界観

まずすごいと思うのが作りこまれた世界観です。平民という立場から物語は始まります。まあ、平民の生活はどっかの中世辺りの物を参考にしていると思うのですが、貴族が関わりだすと一気に広い世界が出てくるのですがそれがまあ細かく決めてあるなと思います。

これは私の持論なのですが、”描かれない裏設定が大量にあると感じさせる作品は面白い”です。これはプロットを考える能力と世界を用意する能力が似ていると思うからです。つまり世界観を作りこんでいない物語はプロットもきちんと練られていない可能性が高いです。この作品では90近く存在する神々、20以上存在する領地、垣間見える国の歴史等説明していないけど膨大な設定を感じる場面が多々あります。

 

おススメポイント2.飽きの来ないストーリー展開

 この小説の凄い点としてもう一つはストーリー展開のテンポの良さがあります。

小説を書く上で難しいのはいかに話を読みやすく書くかという事だと思います(書いたことないですけど…)。

なろう小説は玉石混合な訳で当然情報量が多すぎてストーリーの進みが悪くなる読みにくい作品も多々あります。そして、書籍化されるような作品は大抵読みやすい作品が多いです。

その中でもこの作品は上位に入るくらいに読みやすいです。説明する情報とそのタイミングでは説明しない情報を丁寧に取捨選択している感じがします。

 

おススメポイント3.好きなものへの熱意と家族愛

物語を読むうえでメッセージ性って大事な要素ですよね。青春の熱さを伝える作品や命の重さを伝える作品等、メッセージ性は作品の好き嫌いを左右しうる要素です。

この作品のメッセージはずばり”好きを貫くこと””家族愛”です(自分が感じた)。主人公のマインは本のために全力で周囲を変えていきます。マインの姿勢は自分を変えたいと思いつつも変化をためらう人にとって励ましになると思います。そしてすごいスピードで変わっていく周囲であっても家族への愛情を大切にし、時には大好きな本でさえも家族が優先度が超える場面があり周囲で自分を支えてくれる人を省みることの大切さを感じることでしょう。

 

おススメポイント4.圧倒的な分量

私がなろう小説を読み始める上で大事な情報に文字数があります。これは読みごたえがないとすぐに読み終わってしまうからです。

大抵の完結作品は読みごたえを感じると思うのですが、一例を出すとアニメ化する『転生したらスライムだった件』は2,091,226文字です。ラノベ等の単行本の文量はおよそ10万から15万字程度と言われています。小説家になろうでは一分間に読める文字数を仮定して予想読了時間を算出しており『転生したらスライムだった件』の場合は約4,183分(約70時間)です。一日3時間読んでも3週間近くかかる計算なので、読みごたえとしては十分でしょう。

さてそれでは『本好きの下剋上』の文字数はといいますと

5,682,766文字

です。予想読了時間は約11,366分(約189時間)という圧倒的な時間がかかります。もうすさまじい読み応えがありますよね。

 

おわりに

私なりに『本好きの下剋上』の面白さを精一杯伝えようとしたのですが、正直自分の実力不足を痛感しております。私が伝えられる『本好きの下剋上』の魅力なんて本当にわずかなものだと思っております。この記事を通して少しでも読んでくれる方が増えればと願っております。

 

ではでは